メダカを飼っていると、水面に薄ーい膜が張っているのに気づくこと、ありますよね?これがいわゆる油膜。
せっかく綺麗な水でメダカを育てているのに、この油膜があるだけでちょっと見栄えも悪いし、メダカにも良くなさそう…。
そこで今回は、この油膜がなぜ発生するのか、そして手軽にできる対策法を紹介します!
そもそも油膜ってなに?
油膜は、水面に浮かぶ薄くてちょっと光るような膜です。
この膜は、餌の食べ残しやホコリ、水中の細かい汚れが積もり積もって水の表面に浮かび上がることでできるもの。
エアレーションがない静かな水の容器だと、特に発生しやすいんですよね。
油膜ができちゃう原因って?
じゃあ、どうして油膜ができるのか気になるところ。よくある原因を見てみましょう。
- 餌の食べ残し
餌をあげすぎると、メダカが食べきれなかった分が水に溶け出して、油膜の元になります。メダカの食べる量を観察しながら、ちょうどいい量をあげるのがポイントです。 - 水換え不足
長い間同じ水を使っていると、どうしても汚れが溜まりがち。これも油膜の原因になります。特に、外部フィルターや循環装置がない容器では、水換えの頻度を少し上げると油膜も減らせます。 - 温度や風の変化
室内で飼っている場合、エアコンの風が直接当たる場所や、気温が高い環境だと油膜ができやすいことも。できるだけ水温や空気の流れが安定する場所に置くと良いでしょう。
油膜がメダカに与える影響
「油膜があるだけなら大丈夫じゃない?」と思うかもしれませんが、実は油膜があると、水中の酸素供給が減る可能性があります。
水面の膜が水と空気の接触を邪魔してしまうので、メダカが酸素を取り込みにくくなり、容器の中の酸素量が減ってしまうんですね。
また、見た目も悪くなるので、せっかくのメダカ観察が少し残念に感じるかも。
放置しすぎると見た目が最悪に・・・。
簡単にできる油膜の取り方
ここからは、油膜を簡単に除去する方法を紹介します!
特別な道具がなくても、すぐに試せる方法もあるので、ぜひ参考にしてください。
キッチンペーパーで簡単に取る!
手軽で一番簡単なのが、キッチンペーパーを使う方法。
ペーパーを水面に軽く置いて、数秒後にそっと剥がすだけで油膜がペーパーに吸い取られます。
ペーパーの枚数を増やすと、より効果的に取り除けますよ。
軽い水流を作ってみる
油膜は、静かな水面に浮かぶので、軽く水を動かしてあげるとできにくくなります。
小型のエアレーションを設置すると、少しの泡で水が動き、油膜が自然に分散されます。
エアレーションがない場合でも、週に数回、水換え時に軽く水をかき混ぜるだけでも効果があります。
魚の数が多いと意外と油膜が発生しない・・・?
浮草を使って自然に対策
浮草(アマゾンフロッグピットやウォータースプライトなど)は、油膜ができにくい水面環境を作りやすいアイテムです。
浮草があると、水面に少し影ができ、油膜の発生を抑える効果も期待できます。
自然の力でのんびり対策したい方にはおすすめ!
おすすめグッズもチェック!
油膜が気になる方には、100均やペットショップで手に入るスポンジフィルターも便利です。
小さな水流を作ってくれるので、油膜ができにくくなります。
また、専用の油膜取りグッズもあるので、頻繁に気になる場合は試してみてもいいですね。
エアレーション(Amazonでさがす)
さいごに
油膜がなくなると、水もクリアで見た目も綺麗になり、メダカの観察がもっと楽しくなります!
簡単な対策から始めて、メダカたちが快適に過ごせる環境をキープしていきましょう。